大桃一浩 自己紹介へ

古民家改修工事 福島県いわき市

2023/03/17(金) 現場

福島県いわき市の古民家改修工事は順調に進んでいます。お客様との打ち合わせ、現場確認のため2時間30分のドライブで行ってきました。

設計当初は基礎の新設は少ししかなく、床の合板、外壁の合板で耐震性を高める計画でしたが、棟梁と話した結果新たなコンクリート基礎を数カ所新設し、強度を高めるように変更しました。お客様にも説明し承諾を得ての変更です。もちろん当社の提案ですので追加工事は一切発生しません。

下の写真は床合板を施工している状況です。床前面に合板を貼りその上にフローリングを施工していきます。

次の写真は構造材の写真です。新たにコンクリート基礎を設け土台を敷いています。筋交いもバランス良く配置し金物で緊結します。土台や柱が少しオレンジっぽく見えるのは防腐剤を塗っているからです。これだけの補強があれば耐震性能もかなりアップしていきます!

断熱の施工方法は内断熱工法で、高性能グラスウールを壁の中に充填しています。断熱材もしっかりとした施工方法でないと結露が発生したり、断熱効果が薄れてしまいます。写真をよく見ると、断熱材と断熱材の間に間柱と呼ばれる木材が入っていますが、これを覆うように施工しなければいけません。(ピンクのテープの部分です)

断熱材を施工したら、気密シートといってビニルシートを天井、壁に施工し隙間風など一切入らないように施工します。

下の写真は間仕切り壁の天井部分です。少し見にくいですが間仕切り壁内の一番上に木材が入っているのが分かりますか?これは気流止めと言って床下の冷気が入ってきたり、室内の暖かい空気が天井に抜けたりするのを防ぐ大事な材料です。省エネルギー技術講習を受けた方でないと見落とすことが多い部分ですが、当社は大工、管理者すべて講習を受けしっかりとした施工方法で対応させていただいています。

5月末の完成を目標に急ピッチで施工が進んでいます。

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