建築士が持っている資格の中で「既存住宅状況調査」というものがあります。これは、中古住宅を売買する際に調査が義務化され、買主に対して説明をしなければいけません。この調査をするのが既存住宅状況調査資格者となります。私もこの制度が出来て過ぎに取得し今回は更新の講習会です。昨年から福島県郡山市での調査物件が多くなり、今日の講習会の内容はほぼ完璧です!(笑)
調査内容は、外壁、サッシ、ベランダなどからの雨水の進入、床の傾斜、柱の傾斜など目視で確認することが原則です。よって機器類も多くは使用しません。
考査も終了しましたが、おそらく不合格はないと思います(笑)
さて、数日前より南会津町内において古民家の改修工事が始まっています。ここでは既存住宅状況調査は不要でしたが、かなり勉強になる現場です。古民家という事で基礎や土台も新しく施工する部分もあります。この写真は基礎が無いので新たに基礎を施工するものです。土台も新設ですが、先に土台を設置しその後基礎を作っていきます。新築の場合と逆の施工順序です。新築の場合は基礎を作ってそこに土台を敷いていきます。
棟梁の遠藤大工と納まり等詳細に打合せを行い施工していきます。