工場内では南会津町内の木造住宅2階建ての刻みが行われています。在来工法なので、大工さんが材料に墨付けを行い一本一本大工さんが刻んでいきます。
この写真はヒノキの柱です。背割と言って柱が割れないように柱の一面にスリット(縦にわざと切れ目を入れる)が入っています。仕上がっても見えてくる部分はこのスリット部分に埋め木(切れ目を木で埋める)を行い、その部分を丁寧にカンナで仕上げていきます。当社には超仕上げというカンナで削ったくらいまできれいに仕上げる機械もありますが、やはり手でカンナを掛けたものと比べるとつやが違います!
今回は宮大工棟梁でもある湯田棟梁がカンナ掛けをしていました。偶然工場に行ったら行っており、「久しぶりに見た、カンナ掛け」と話すと湯田棟梁も「最近和室なんて無いから珍しいよ」と話していました。明日からこの刻まれた材料は現場に運ばれ建て方開始です。雪が心配ですが・・・