JBN全国工務店協会 中大規模木造委員会の委員長を今年度から務めており、地元でも中大規模木造建築物が施工されているという事で見学に行ってきました。場所は当社の工場から徒歩1分、目の前です。設計施工で地元の関根木材工業さんの直営です。用途はビール工場で、現在も小さなビール店、生産工場を持っています。
材木屋さんなので木造とは思っていましたが、大断面を少なくしLVLという工法で屋根組を構成しています。
一番驚いたのは、積雪2mの荷重で計算し、この程度の屋根組で施工が可能なの?という事でした。
長手スパンは20m近くありますが、90cm感覚で写真の様にLVLの梁を施工しています。思ったよりシンプルな造りです。
これが鉄骨だったら相当大きな梁の高さになるでしょう。。つまりコストもアップするはずです。
外部はOSB合板を使用し耐震壁として設置されています。桁は集成材の桁を使用していますが、本来は地元の木材で集成材を作りたかったようです。
今後は工場、倉庫、事務所など今まで鉄骨で造られていた建物はこういった木造へ変わっていきます。当社としても少しでもノウハウを習得し中大規模木造建築物に対応していきたいと思います。