現在、南会津町の工事として茅葺き屋根改修工事を2件行っています。そのうちの一つ、旧猪股家住宅の茅葺き替え工事が完了し本日検査を受けました。
旧猪股家住宅は、18世紀前半頃に建てられた7間半×3間半の大きさのヒロマ型三間取りの農民の住宅で、古い特徴とともに、馬屋などに変化がみられる建物と
なっています。現在は、奥会津地方歴史民俗資料館の敷地内に移築されています。
復元工事の際にも当社で施工し、何度か改修工事を行ってきました。今回は屋根の全面改修工事です。茅葺き職人は、大内宿などでも工事を行っている職人さ
んで若い親方のもと7,8人で施工していきます。
茅葺きの厚みは50cm以上の部分もあり時間がかる工程ですが、じっくりと仕上げていき南会津町の監督員も「素晴らしい軒先のラインですね」とお褒めの言葉を頂きました。
現在はこの建物だけ休館ですが、11月1日からオープンするようです!