須賀川市 ふくしま未来博跡

2009/01/26(月) 日記
ふくしま未来博後の日記の続きですが、この建物は土壁で施工されています。昔ながらの方法で、葦を組んで壁下地を組み、地元の土で材料を作り塗っていきました。びっくりしたのが、まだ壁が健在だということ。柱の際部分は隙間が多少ありますが、その他は当時のまま。しかも、デザイン上、土壁の裏側は何も施工しないで、返し壁と呼ばれる施工をせず、壁下地の葦に土壁を圧着しているだけです。7,8年の間に台風、地震はあったと思います。建物自体も揺れたと思います。でもしっかり残っているんですね。在来木造の建物が何十年、何百年ももっているのがこういった技術、材料なんですね。改めて実感しました。

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