JBN中大規模木造委員会では今年度の成果報告として「木造ロ準耐火建築物1号」の開発に関わる説明会が都内で行われました。
冒頭に主催者挨拶として、委員長の私が挨拶。その後は、防火的検証の説明で防耐火の第一人者でもある桜設計集団の安井代表、構造的検証の説明で、木構造の第一人者である東京大学の稲山先生、床水平構面性能評価の説明で金物メーカーの(株)カナイ橋本さん、施工的検証でJBNから青木さん、モデルプランの説明で(株)アイプラスの飯塚さんの説明がありました。
ここで、木造ロ準耐火建築物1号とは?の説明を簡単にしますと、木造ロ準耐火建築物とは、火災の際に建物が倒壊せず人が逃げられる時間を持つ建物の事です。一般的にはイ準耐火建築物で施工されます。イ準耐火とは柱、梁などを石こうボードで包む耐火構造とします。火災が発生しても石こうボードで木材が燃えないようになっています。JBNでは内部に木材を表すために木造ロ準耐火建築物を検証しています。このロ準耐火とは外壁が倒壊しないように、柱を自立型にする、桁が燃えても外壁は自立するものです。簡単に言うと、火災の時に外壁が崩れないで残っている木造建物です。
少し難しい話ですが、JBN中大規模木造委員会では、地域の工務店が取り掛かれる中大規模木造を推進するために新しいことにチャレンジしています!
夜は反省会を兼ねての懇親会。ここでも情報交換ができ良い時間となりました!