東日本大震災7日目

2011/03/18(金) 日記
今日も福島県泉崎村に応急危険度判定に行ってきました。今までより上空にヘリコプターが多く騒がしい日でした。調査中は非常に寒かったのですが、調査していると暖房もないお家で片付けをしている方も多くおり、自分のつらさなんてちっぽけなものだと思いながら調査しました。
中には涙ながらに私たちに話してくる方、もう住むところが無いからこの倒壊しそうな家で寝るしかない、などといった方を見るとなんて言っていいかわかりません。
途中に電気の復旧作業をしている若い方が近づいてきました。「どういった調査をしているんですか?」私は壊れた住宅が余震で2次災害がでないように家を判定し、住人にお知らせしていると答えました。そうすると、「俺の家も斜めになった。危ないよね?」少し話を聞くと、この若い方の住宅は危険と判断しなければいけない状況でした。引っ越しの手配もしたそうです。大変な状況です。でもこの若い方は、自分の家の事よりも電気の復旧を最優先し頑張っていたのです。確かに家の話をしているときは非常に元気がなく、がっかりした様子でした。でも地域のため、被災された方のためにがんばっているのです。私はこの若い方を心から応援したい。そして自分もできる事を着実に行っていこうと改めて思った日でした。

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