建築豆知識

2007/10/15(月) 日記
*地盤調査 
今日は、住宅を建築した後に、多くの問題が生じる地盤について書き込みます。家を設計する場合、最初に地盤調査を行います。通常、何十年も家が建っていた場所ですと、地盤は強いと想定はできますが、やはり地盤調査を行い、地盤の支持力を調べます。スウェーデン式サウンディング試験は代表的な調査方法で、金属の棒を回転貫入させ強さを調べます。経済性・作業性に優れていますが、地中に大きな石・瓦礫などがあると調査できないという短所もあります。そういう場合は調査位置をずらして再び試験を行います。もう一つ代表的なものは標準貫入試験です。重りを76cmの高さから落下させ、金属の棒が30cm入るまで落下させそのデータで支持力を調べます。わが国では最も普及している調査ですが、軟質土の強さ、やわらかさを調べるのには不向きです。もし自分の家を建てる場合は、必ず地盤調査を行い、その試験方法は建築士と相談し決定してください。こういった最初の調査を怠ると、完成後に建物が傾くなどの地盤沈下が発生する危険度が大きくなります。

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