旧外島家(福島県喜多方市)屋根改修工事
改修工事|茅葺きの技術
明和8年(1771)、代々郷頭を務めた外島家の住宅兼役宅として建造されました。
会津藩上三宮代官所は慶徳組・19ヶ村を管理していましたが、外島家は江戸時代初期から幕末まで慶徳町豊岡地区で郷頭として19ヶ村に住む農民を事実上束ねる立場にあった家柄です。
木造平屋建、寄棟造で茅葺屋根。変形曲屋で外壁は真壁造。建物の延面積は293.9㎡(80.5坪)。
格式が高く、柱には祈祷札が貼られ、身分の高い役人が利用する上座とそれ以外の人が利用する下座があり、それぞれに囲炉裏が設置されています。
今回で茅葺き替え工事は3回目となり最終となります。(全て当社で施工しました)